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「裸族」と「露出好き」は何が違う?服を脱ぐのが好きな人、見られるのが好きな人
それとも、見られるのが好き?
裸で過ごすのが好きな人と、裸を見られるのが好きな人。
こう並べると、何となく似た趣味のように聞こえる。でも、実際はどうなんだろう。
例えば、家に帰るなり服を全部脱いでしまう人がいる。夏だけではなく、冬でも暖房の効いた部屋なら裸の方が落ち着くという。
そんな話を聞くと、寒くないのかという疑問より先に、ソファに直接座るのは気にならないのかとか、急に誰かが来たらどうするのかとか、生活の細かい部分が気になってしまう。
本人にとっては、それが普通なのだろうけれど。
一方、普段は家でもきちんと服を着ているのに、恋人の前では自分の裸を見てもらうことに特別な気持ちが動く人もいる。
こちらは、服を脱いで楽になりたいという話とは少し違う。
同じ裸になる行為でも、何が心地いいのか、何にドキドキするのかで意味は変わってくる。
01 裸族の生活、意外と普通の理由が多い
「裸族」という言葉には、少し変わった暮らしをしている人という印象がある。
ところが、服を着たくない理由を聞いてみると、案外身近な話だったりする。
汗をかいた肌にTシャツが張りつくのが嫌。下着のゴムが食い込むのが気になる。お風呂から出たばかりなのに、すぐ服を着るとまた汗をかいてしまう。
暑がりな人なら、最後の理由には心当たりがあるかもしれない。
ただ、裸族と呼ばれる人たち全員が、四六時中何も着ていないわけではない。寝るときだけ裸になる人もいれば、家で一人のときだけという人もいる。
実際、テレビなどで活躍する著名人の中にも、自宅では服を着ずに過ごしていると公言した人がいる。
人前では華やかな衣装を着ているのに、家では何も着たくない。そんな話が意外な一面として紹介されることもあるが、本人にとっては単なる生活習慣なのだろう。
裸のままテレビを見て、冷蔵庫から飲み物を取り出し、眠くなったら寝る。
下着メーカーのグンゼが公式Xで実施したアンケートでは、寝るときの服装について「けっこう裸で寝る」と答えた人が5.2%、「パンツだけで寝る」という人が14.5%だった。
出典:グンゼ公式サイト
さらに、裸やパンツだけで寝る理由を尋ねた追加アンケートでは、暑さや汗による不快感が60%、締め付けが嫌という回答が35%だったという。
この数字はXで回答した人たちのもので、日本人全体の割合ではない。また、就寝時の話なので、日中も裸で過ごしている人がどれくらいいるかは分からない。
それでも、理由の方はなかなか興味深い。
暑いから、締め付けられたくないから。
別に特別な刺激を求めているわけではなく、少しでも楽に眠りたいということなのだろう。
02 露出好きの場合、気になるのは服よりも視線?
ここで、露出好きという言葉について考えてみたい。
露出好きと聞いて、肌を見せるファッションが好きな人を思い浮かべる人もいるだろうし、性的な意味で誰かに身体を見られることが好きな人を思い浮かべる人もいるだろう。
今回は後者の話だ。
例えば、裸でいること自体にはそれほど興味がなくても、恋人から見つめられたり、褒められたりするとドキドキする人がいる。
この場合、気持ちを動かしているのは服を着ていない状態そのものというより、相手が自分を見ているという状況なのかもしれない。
反対に、家で裸で過ごしている人が、誰かに見られるのは絶対に嫌だと思っていてもおかしくない。
そこが裸族との大きな違いだ。
もっとも、露出に興味がある人でも、誰にでも見せたいとは限らない。恋人など特定の相手に限る人もいれば、想像するだけで十分という人もいる。
裸で過ごす習慣と、見られることへの興味は、必ずしも一緒にはならない。
服を着ない快適さが中心。誰かに見られる必要はなく、むしろ見られたくない場合も。
相手の視線や反応に特別な意味を感じることがある。誰に見せたいかも人によって違う。
03 インターホンが鳴った瞬間、どうする?
家で裸のままくつろいでいたら、突然インターホンが鳴った。
注文していた荷物が届いたらしい。
さて、どうするか。
慌ててズボンを探すかもしれないし、とりあえず近くにあるバスローブを羽織るかもしれない。置き配にしておけばよかった、と後悔する人もいそうだ。
家の中で裸で過ごすことと、玄関先で他人にその姿を見られることは別。裸族の人でも、配達員に裸を見られるのは嫌だという人はいるだろう。
では、露出への興味がある人なら平気なのかというと、それも違う。
恋人の前で見られることには興味があっても、配達員のような知らない相手には見られたくないかもしれない。
そもそも、配達員は荷物を届けに来ているだけで、裸を見せられることに同意しているわけではない。
ここは好みの違いとは関係なく、きちんと線を引く必要がある。
こうして考えると、裸族か露出好きかを見分けるために、どれくらい大胆なことができるかを比べても意味がなさそうだ。
家では裸でも外では慎重な人もいるし、普段は服装に無頓着でも、親しい相手の前では自分の見え方を気にする人もいる。
04 温泉で裸になるのは平気。でも、写真は恥ずかしい
裸に対する感覚というのは、場所によっても変わる。
温泉や銭湯なら、知らない人が周りにいても普通に裸になれる。そんな人は少なくないだろう。
ところが、自分の裸を写真に撮るとなると、急に抵抗を感じることがある。
反対に、写真なら自分で確認して納得できるけれど、大浴場で他人と一緒になるのは苦手という人もいるかもしれない。
面白いのは、どちらも裸であることには変わりないのに、感じ方が違うところだ。
温泉では誰もが同じように裸になるし、周囲の人も入浴を目的に来ている。写真の場合は、撮ったものが残るし、誰かに見せるとなればまた別の話になる。
さらに、恋人にだけは見てもらいたいという気持ちもある。
知らない人に見られても平気なのと、好きな相手に見てもらいたいのは、同じ感覚ではない。
「裸を見られるのが恥ずかしくないなら露出好きなのでは?」と思う人もいるかもしれないが、そこまで単純には分けられないのだろう。
05 裸族と露出好き、両方という人もいるのか
家では裸で過ごすのが好きで、なおかつ恋人に自分の裸を見てもらうことにも興味がある。
そんな人がいても、特に不思議ではない。
ただ、裸族の人が露出好きになりやすいという統計があるわけではないし、逆に露出への興味がある人ほど家で裸で過ごしているとも言い切れない。
むしろ、裸でいることが日常になっている人にとっては、服を脱ぐ行為そのものに特別な意味がなくなっている場合もありそうだ。
毎日お風呂に入るたびに裸になることを意識しないのと似ている。
一方で、普段は部屋着を着ている人が、恋人と二人きりになったときだけ、見られることに特別な気持ちを抱くこともある。
どちらの好みも持っている人はいるかもしれないが、一方だけを見てもう一方まで決めつけることはできない。
06 見られることに興味があっても、相手の気持ちは別
ここまで読んで、露出への興味といっても、いろいろな形があると感じた人もいると思う。
ただ、実際に誰かに見せるとなれば、本人の好みだけでは済まない。
恋人など成人同士が互いに同意して、プライバシーを守れる場所で過ごすこととは、きちんと区別したい。
写真を撮る場合も注意が必要だ。
自分だけで保存しているつもりでも、クラウドへの自動保存や端末の共有設定によって、意図しないところに画像が残ることがある。
まして、誰かに送るとなれば、後から完全に回収するのは難しい。
自分がどういうことに興味を持っているのかを知るのは自由だが、それを実際にどう楽しむかは別の話になる。
裸でいたいのか、見てもらいたいのか
結局のところ、裸族と露出好きの違いは、服を脱いでいるかどうかだけでは分からない。
家で裸になってリラックスすることが好きな人もいれば、誰かに見られるという状況に特別な気持ちが動く人もいる。
もちろん、両方に当てはまる人もいるだろう。
ただ、裸族だからといって露出願望があると考えるのは早いし、露出に興味があるからといって普段から裸で暮らしているとも限らない。
それにしても、家で裸のまま過ごす人の話を聞くと、やっぱり少し気になる。
ソファには何か敷いているんだろうか。冬の朝、布団から出るときは寒くないのか。料理中に油がはねたらどうするんだろう。
性的な興味とは関係なく、そんな生活の細かいところの方が気になってしまう人も、案外多いのかもしれない。